
死者の世界は天国地獄辺獄と3つあり、辺獄は魂が転生するための準備する場所。死神とその補佐役泥人形のマコト2人の物語です。マコトの父や天使、マコトの仲間など登場人物は死者だけど普通の人間の姿です。ペット的なウサギのような「長耳」(ながみみ)が
生と死というテーマにほっこり癒しをくれます。可愛いー。
表紙に黄色い花が咲いてますが、死神が降り立った所に咲いていたキンセンカ→別名カレンデュラ。花言葉は「失望」「別離の悲しみ」「不変の愛」まさにその言葉通りマコトの親子の愛、死神の贖罪とは?マコトは泥人形から消えてなくなるのか…辺獄を襲う空飛ぶ敵とのアクションシーンもあり、すごい!なんだこのストーリー!圧倒されます。
でも(えっ、すごいけど…ジャンルBL…?)と思った皆様!ちゃんと死神とマコトの絡みあり。Hは白抜きで体つきは男らしく筋肉質、マコトが素直で可愛い♪ラブラブというよりかは1巻はお互いの存在意義を確かめるHかな。2巻はよりラブ度が増してます。
いやー死神カレンがかっこよすぎて!マコトの父が残した愛の形もグッと来たなー。初めての作者さんで割引とクーポン使って読みましたが、よかったです。ファンタジー+あっそういえばBLといった感じで、世界観を理解するのに少し苦労しましたが、普段読まないジャンルも新鮮でした〜。
ハジ先生お得意のアクションファンタジー。BL要素もありますが少年誌並みのアクションとしっかり作られた世界観が今回も読みてを引き込みました。地上と天国、地獄がありますが今回はカレンさんやマコトがいる辺獄(転生を待つ場所)が舞台。カレンさんは辺
獄に出現する敵をやっつけたり、転生が決まった魂を送り出す重要なポジション。マコトはそのカレンさんを補佐する相方で、実はお父上が地上で作った泥人形(ゴーレム)。色々あって辺獄へ止まっているんですが、そのマコトがカレンさんに一目惚れしてウキウキしちゃう様とか可愛いんです!その可愛さにやられてるカレンさんも。普段は皆に好かれるほど元気で明るいけど、自分の背負っている罪や所詮泥人形だという念が時折悲しさ、辛さを突き付けます。本当にイイコだからこそ幸せになって欲しい!と思わせるハジ先生の技量に感服。最後までドキドキさせられるけど、ハピエンなのでご安心を。少しややこしいなと思う部分もありますが、ゆっくり読み込めば奥深い設定を楽しめると思うのでハジ作品好きの方オススメです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
【罪深き男が世界の果てで愛を知る。】目が覚めるとそこは死者の国だった――。生前、軍人だったこと以外の記憶がないカレンは、『辺獄』と呼ばれるこの国の管理人・マコトと共に生活をしはじめる。己の罪を贖うため、神から与えられた『死神』の任務をこなすカレン。一途に想いを寄せてくるマコトに支えられ、彼への愛しさを募らせる。しかし、マコトはいつか、朽ち果ててしまう泥人形だと知り…。ドラマティックな世界観と魅力的なキャラが織りなす、切なくも愛しい、贖罪の恋。