
表題作+「未知との遭遇」「彼女なのに男」「オレは人気者」計4作品ですが、どの作品も読みごたえがありました。表題作の黒川くんの健気さに萌ました。後半2作はダークな雰囲気の漂う作品でした。独特な物語と作画が合っていて素敵な一冊でした。
4CPの短編集です。
1番好きな光BLの表題作。薔薇の似合うキザ過ぎる学園のアイドル・黒川楓がりんごの着ぐるみで倒れているところを普通過ぎる園芸部部長・高見清春に助けられ…という所から始まるノンケ同士のDKCPのお話。ウブ過ぎるが故のすれ
違いが可愛い過ぎ。それぞれのキャラのギャップと岡山弁に萌えます笑。
他、心が読めるエスパー先輩と後輩大学生CP、美人オカマバーホステスと彼女に一目惚れしたリーマンCPのお話。
そして極め付けが「下衆BL」に収録されていた「オレは人気者」。幼稚な虐めっ子・鈴木五郎と人の良い虐められっ子・小笠原洋介の逆転DKCP。これは続編「ボクは…」の方が小笠原の闇が更に強く出てて、同級生の『世界は…ずっと素直で優しいものだよ〜』の能天気なセリフとの対比で薄ら寒くなります。それでも、あの五郎の成長も感じられ、サイコな小笠原の心の変化が初恋にまで昇華されている。こういう痛いのは好きでは無いのだけど、何故か後を引き心から離れない作品。
1巻目の描き下ろし「高見君と小笠原君」に立ち返って、正反対の攻め同士の肥料のやり方で何故かほっこり救われます笑。背後に背負ってる植物も意味ありげ。芸が細かい。
どのお話もキャラが立っていて、かなり濃く個性的。ストーリーもどれも良く練られていて素晴らしい。絵もかなり特徴的ですが変にクセになる作家さんです。
一応、妄想も含め汁だくエチシーンあり。
1巻、総198p。続巻、総75p。
すっごく中身の濃い短編集続巻が出たと聞いて合わせて読んでみたら、自分の中の感情をガシガシ揺さぶられました。正直1巻だけを読み終えた時は「まぁ こんなもん??」ぐらいだったのに、続編読んだら1巻と合わせてすごいパンチ喰らっちゃった感。あ、
ちなみに構成としては1巻が表題作含む4編の短編集で続巻は表題作と1巻最後に収録されている『オレは人気者』の2つのお話の続編が収録されています(全76p)。表題作はもうサンプルページまんまの楓様と清春くんがめちゃくちゃかわいいお話ですで、『オレは人気者』の方はアンソロの『下衆BL』からの再録だけに読む人を選ぶとは思うんですが、続編読むと心にグググ〜〜ッとくるものがある!!!なんかもっと2人のお話読みたい!!1巻に収録されていた他の短編も個性があって面白かったですよ。 ※修正は白抜きだったり白線修正だったり。
短編ですが、4編それぞれ
魅入る世界があります。
表題作が特に好きですね。人気者で性格もとっても可愛らしい楓の、色んな表情にキュンとします。
楓の告白シーンが特に大好きで、何度も読み返してしまいます
清春の真面目な部分もとっても魅
力的。
「未知との遭遇」人の思考が見える主人公と、
主人公に愛情と肉欲を抱いている後輩のお話。
「彼女なのに男」オカマバーのホステスと付き合う事になった青年のお話し。これも愛に溢れていますよ。
「オレは人気者」(下衆BL誌掲載)なので、人の闇の部分をエグい程表現されていました。
「りんご、木から落ちる」は続きも出ていますしとっても満足なのですが、欲を言えばまだまだ続きがもっと先まで見てみたいです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
「好きってそんなホイホイ言えんよ」
園芸部員・高見清春×学園のアイドル・黒川楓でお贈りする「りんご、木から落ちる」続編登場!はれて両想いになりお付き合いを始めた(?)ものの、どうにもぎこちない楓。理由が分らない清春は不安になり、不器用ながらも気持ちを伝えようとするが…?初々しい2人がモダモダしまくる表題作他、圧倒的な情動描写でサイコな男・小笠原の初恋を描く「オレは人気者」続編を収録!