
淡々と進む話なのでBL感は薄いですが遊郭と当時の事情や遊女との関係性の描き方が良かったです。
かなり最後の方まで、本人達に恋心の意識はないお話で、最後のバタバタっとくっつく感じ。Hも描き下ろしでアッサリ。白抜きもするまでも無い位なアッサリさ。 最後に用語辞典的な補足があったので、それを読むと内容の理解が深まるかな。お話自体は飽きない
で読める内容でした。なんせ本人達がウブで無自覚なので、情熱的な何か…というものは期待しない方が良いです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
明治初頭。吉原で二階廻しの仕事をしている一ノ介は女をひどい目にあわせて生きる自分に暗い気持ちを抱えていた。
それを表面上は隠して過ごしていたある日、花魁よりも着物が見たいという変わり者の客・藤二郎が店にやってくる。
その純粋な目も行動も癪にさわり二度と関わらないと思っていたが、藤二郎は一ノ介の素の顔を知っても「友達になろう」と言ってきて…。
天然で純粋な染物職人×意地っ張りな遊郭下男
吉原で密かに紡がれる恋物語