
最高!!!!!!!
今はあんまり見かけないけど、こういうタイプ(受け)が80年代の日本では主流だったんです。トレンディドラマ(死語)とか月9(死語)はこういう男性ばかりで、いわゆる『ブイブイ言わせてた』時代を感じさせます。当時の男性オブ男
性の象徴のようなおじさんが『受け』に!!!
受けおじさんの男性像に対する考え方については、時代の反映を受け入れ順応していただけで、たぶん無害です。基本的に素直なタイプなので、時折見せる大人げなさがとても面白……可愛く思えます。
一方の攻めは、年齢差の表す通り極めて現代的です。ニュートラルで常にフラット、かつ気が向いた事にだけ熱意を見せる現代的なゲイ(タチ)。そして、静かなる(無意識ファザ)コン。受けおじさんに父性を見出だしつつも、気が済むまで抱くという混沌。
いや〜、これはたまらんですね。最高ですね。おかわり三杯は欲しいですね。受けおじさんがトレンディドラマ()を気取りつつ、ちょっとお馬鹿なので深刻な場面や悲壮感もなく笑って読めて元気が出ます。最高!!!
書き下ろしは、受けおじさんが昔の人なので、しばしばコンプラに抵触しがちなのですが、その都度攻めが白い目をしつつフラットに諭してくれるので、それをアッハイ……って素直に受け止めるところがめちゃくちゃ可愛い。
ラジオハガキ職人話(ガラクタの愛〜)と坊主頭のフランクフルト話(〜隣人愛)読んで、コメディを主に描かれる作者さんかと思っていたら、この作品は少しだけシリアス。フォローしてる方がさがの先生はこの作品オススメと書かれてたので読んでみました。たし
かに面白い。
自分をスパダリだと信じて世の中は勝ち負け、ギブアンドテイク、格つけでできていると信じてる41歳くん。シェアハウス投資で失敗し恋人も去り仕事も辞めてどん底なところから唯一残った高額ローン付き入居者なしのシェアハウス経営で一発逆転を狙おうと、以前知り合ったゲイの年下のシェアハウス経営者に教えを請いに出かける。外で待ってる間に泥酔してしまって、なぜか同性愛カップル専用のシェアハウス同居を条件に住居と助言を提供すると提案されて。。
どん底を味わった元自称スパダリくんが、シェアハウスで経営者の妹さんやその彼女さんたちの同居を通じて今までと違った価値観に触れて、世間一般のスパダリの価値観を止めて変わっていくんですよね。(かなり濃い)エチも開発されてしまって、何もかもが変えられる、再生のお話。シェアハウスものって今まであまりピンと来なかったのですが、こういうシェアハウスならいいなーって思います。さすがのさがの先生の笑いもあってバランス良いお話でした。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
【電子限定版】描き下ろし番外編「エスカレーション」収録。●地位も金も女も手にした絶好調な超エリート・都坂(つかさ)。けれど、シェアハウスの投資に失敗し、すべてを失ってしまう!!失意のどん底で出会ったのは、ゲイで生意気な口を利く年下のシェアハウス経営者・太雄(たお)。「俺とカップルの振りをするなら、拾ってあげますよ?」エリート人生を取り戻そうとプライドを捨て経営ノウハウの教えを乞う都坂は、太雄の無茶ぶりな条件を呑むことに!?