
執着ヤンデレ系を探し求めて辿り着いたけど……。正直本編はしんどいです。攻め(?)の、愛が自己中心的。矢印が自分に向いている。自分の欲を満たすためだけの愛を愛だとぶつけている。受け(?)は、そのおままごとに永遠に囚われ続ける。日向先生という逃
げ場所もないに等しい。むしろない方が良かったのではないか。先生のメンタルもなかなか強い。先生の昔のお話が唯一温かみを感じられたよー。
今の博士先生とは違うテイストですね〜!デビュー作と知っていましたが 表紙からして重そうだな〜(汗)となんだか怖くて、購入はしないままでいましたが、この度読みほで公開されていて喜びいさんで読みました。さすがは博士先生、やはり面白かったです。高
校生なのに一人称が「私」、漂う狂気が江戸川乱歩とかの小説読んでるみたい。まさにその理不尽さが醍醐味なんだろうとは思うけれど 白椿くんの尊厳(人生)が、 ただのクラスメイトの歪んだ理想の元に易々と侵されるのが納得いかないし理由が分からなかったww(元も子も無い感想かもだけど)
あそこまでされて本気で逃げたり反発していないようにみえたが、つまり白椿くんも実は赤に染まるのを心の奥では求めていたんだろうか?潜在的なMみたいな?あばかれたうえ滅茶苦茶にされ、したいみたいな?
先生も白椿の気持ちに気づきながら飄々とよくやるね。先生こそが一番残酷なサイコパスなんじゃないかしら。しかしリアルでも、いちいち悩んでいたら高校教師なんか出来ないよなーなんてふと思ったりして。いやぁ〜なお話だったけど、とても美しくもありました。読めてよかったです!
レビューで想像してたよりも貝殻がサイコだったので、病み系ぶっちぎった印象を受けました。芸術家気取りの所とか、いやいやアホか!と突っ込み入れながら殴りたくなりました(笑)でも主人公にも若干イラッとして、もっと警戒しろよ〜何で付いてくんだよ〜と
思ってしまった。結局、先生は真っ当な人生を送り、主人公は先生の夢を抱きつつ生きていってますね。貝殻の過去は知らないが、己の虚しい人生を他者を破壊する事で特別な物にしたかったのかも。まぁ、破壊できたと勝手に確信して死にましたが、主人公も多少は歪んでも生きてますし、心に浮かぶのは先生の幻想でしょう。貝殻が願った事は叶わずに終わったなら、貝殻の死も芸術には寄与せずに単なる虫けらみたいな死に帰結したのかな、カイガラムシみたいに。(カイガラムシは潰すとブチュと紅い色が出て気持ち悪いのを思い出しました)貝殻の野郎ざまぁみろと思えたので、読後感は悪くないです(笑)
かなり、壮絶で、ドラマティックです。性的暴行シーンのダメな人は読まないことをおすすめします。
テレビでは放送できない「人間失格」みたいでした。
美しさを残酷と勘違いしている貝殻くんは、加害者ですが、それ以前に被害者でした。そして、加害し
ようとしながら、同時に被害者です。死んだら終わり
心理的に、実は、加害者も被害者も心境に違いはありません。精神的、肉体的、社会的に加害者であっても、社会的、精神的には被害者になります。
被害者は、被害を受け傷つき、精神的社会的、肉体的に被害にあい、同時に加害者へ加害することになります。
どちらにも救いは無いわけではない。
集団的性的暴行は、魂の殺人。
消えない傷を新たな傷で覆って誤魔化して生きる。赤い口紅の白椿くんそのものです。
この作品の中で、先生だけが真っ当で、揺るがない存在でした。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
同性愛者の転校生・白椿は、転校早々にクラスメイトの変人・貝柄に目をつけられてしまう。美しいものに固執する貝柄の歪んだ愛情表現でイジメられ、大人も同級生も信用できず、一人で堪え忍ぶ日々。そんな中、いつでも真っ直ぐ向き合ってくれる日向先生の存在が次第に大きくなっていき……。