
高校の物理教師青見夏が日々腐男子として妄想されている相手が、いかなる相手にも左固定の白金秋也(黒髪優等生、イケメンで腹黒?設定)
妄想していても顔には全く出ないと自負している夏は、ある日秋也に見ていたbl漫画を見られてしまい、それ以来ちょ
っかいをかけられて日々あたふたしながらも妄想していたけど。
まさかの秋也に自分が手を出されそうになって、ついつい拒んでしまったけど、彼にいつの間にか牽かれていた事に気が付き、彼に迷惑をかけてはいけないと離れる様にいい、自分も彼を避けていたら、彼は自分の授業にすら出なくなってしまう。
それだけはいけないと、どうして自分が妄想する様になってしまったかを彼に話す。過去好きだった親友に告白して拒まれて傷ついた自分がいて、自分さえ気持ちを云わなければ相手に迷惑もかけずにいられること。自分さえ我慢すれば・・、そんな事を思う様になってからは人の目を気にして、自分の気持ちに蓋をしてという日々を過ごしてきた事を彼に明かすと、彼は過去自分も信頼していた家政婦に誘拐され連れ回されて、人間不信に陥っていた事を明かす。
でも、先生の事を知り、先生が気になっていきいつしか彼は先生に好意を抱いていた事、先生なら自分を見てくれるかもしれないという気持ちを持っていた事。
人は人間不信になってしまった原因によって、人と触れあうことが辛かったりします。
それをこの人ならきっと自分は大丈夫、と思える人なら絶対の信頼感をおきますが、それを相手に拒絶されてしまうと立ち直りできなくなってしまう。
でも、二人は自分の気持ちを告げ、恋愛することを選んだ。
卒業してからは誰にも隠さないで恋愛できますよ!
夏は過去の失恋から立ち直って良かったですね。こんなにも好きになってくれるスパダリと恋人になれたんだからね。
試し読みの高校教師春の妄想が自分の性癖に刺さり、続きを読んでみたらこれがヒットでした!
男子校の先生が妄想厨の腐男子って…我々にとって都合の良過ぎる設定が新鮮。しかも絵が綺麗で、本人も生徒も含め眼福!その顔面偏差値の高い春がBL用語
を連発する姿に笑いと親近感が込み上げてくる。そしてハイスペ高校生秋也による、我々のため?いや春のための意外な反応に、思いがけない過去。そして、見た目に反して自分を壁、モブと言い聞かせている春の変化と、徐々に明らかになるそう言い聞かせていた理由…。誰もが持っている表の顔と裏の顔。ただ、とりわけ周到に隠してきたのには理由があって。その2人が、惹かれながらも揺れて、それでもやっぱり替え難き存在になって行く過程が丁寧に描かれ単なる美形同士の学園物を超えた幸せを感じ満たされました。春の視線が秋也と関わるにつれ、変化し、口と裏腹に目がものを言うようになるのも良きなのです。
先生と生徒ものだけど秋也のスーパー攻め様振りがハンパないので学園物での背徳感は薄め。初読み作者さんでしたが、最初は思わぬ方向に向かっていく展開で読み手をひきつけ、それから2人の人物像の謎を徐々に明らかにしていく構成と絵のキレイさで最後まで読ませてくれ、最後の驚きの裏設定の書き下ろしまで堪能させていただきました〜。重さや感動を求める向きには、違うかも。私は満足でした〜!
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
隠れ腐男子の教師・青見は日々、教え子たちで腐った妄想をしていた。なかでも最推しのスーパー攻様・白金秋也は、頭脳明晰かつ眉目秀麗、さらに所作もスマートで妄想には欠かせない存在だ!ところがある日、秋也に腐バレしてしまう!一巻の終わり…と思っていたら、秋也から「ネタ提供に協力してあげる」と言われ…?