
評価がぱっかり分かれるこの漫画。私はものすごく好きで、評価したい。けど、作品としての完成度は、残念ながら高くはないかな。星5は、攻の小鳥遊がどストライクに好みのため甘い判定です。長身+黒髪+眼鏡+官僚、そして皮肉屋だけど優しい…自分アラフォ
ーBBAのくせに(BBAだから?)読んでて吐血しそうです。眼鏡越しに見える睫毛が!好き過ぎる!!彼に一途に想われる幸哉がひたすら羨ましかった。でも、小鳥遊が浮き世離れした幸哉を好きなことにはすごく説得力を感じるんですよね不思議と。あ〜これは仕方ない、みたいな。
かおりが小鳥遊に結婚と離婚の理由を話すシーン、あそこでもう少し腑に落ちてたなら。何回読んでも、将来は弁護士であるかおりがすごく滅茶苦茶な人のように読めてしまう。
情緒があって雰囲気は大好きですが、いかにせんいろいろ惜しい…と思いつつ、小鳥遊を愛でてしまう私にとっては癒し作品です。
背徳感もありながら(なんで 背徳感があるかはわからない。ただ そういう雰囲気があるだけ。)なんて 美しい三角関係(になってるのか?)なんだろう、と思いました。シリアスなムードがあるのだけれど、一番年上の男が 天然で、優しくて、ゆるふわキャラ
タイプで、その彼に恋しているエリート男は なんでもできるスパダリタイプで、ただ 恋だけは ちょっとてこずっていて、一番年下の中学生の男子は たぶん 初恋が いっしょに住むスパダリ男なんだと思います。淡い初恋は やがて、消えちゃうのだけれど、父親のこともスパダリ男のことも好きだから 恋を二人に譲っちゃうほんとに良い子だと思いました。最後のほうは キュン!とするシーンもあって、さすが 木下先生だなっていう作品です。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
月光坂の花屋敷に暮らすのは、
子どもがいながら男に抱かれるのを好む大人の男と、
その男に片想いする男。
そして、そんな男に恋している少年。
三人の想いが複雑に絡み合いながら、
求めるものは──…
花に囲まれた屋敷で、新しい時間が流れだす。