
1話読み切りで4つの単話の構成です。最初はお兄ちゃんとその友人達に振り回されてしまう彼も最後では立場が逆転した感じでしょうか。どのお話しも優しい結末でした。
皆さんのレビューが的確ですご!ってなりました。流されやすい若者とかあんまりに自然すぎて逆にウケないかも、とか、皆さんおっしゃることよくわかりました。シリアスな題材だけど、よくありふれたことで、当人にとってみれば大事件だけど、やっぱりありふれ
たことなんですよねきっと。そこら辺がとても自然なのでシリアスなわりにさらっとしてる風です。でもそれがフィクション的リアルで自分はとても好きでした。寂しい人は寂しい人によく気がつくんですね。始まりのゲイの親戚のおじさんと親戚の子の関係性がとても良かったです!なんだかリアルだなー笑。そして最後の寂しい先輩も。ちょっと多分主人公先輩のこと好きになっちゃってたあたり(たぶん!)もリアルで良かったなー笑。
叔父さんはそれなりの大人ですが、甥くんはぽやっとしてます。この作家さんにしては珍しくハッピーエンドのまま終わっている単行本。1話が一番面白い。2話で叔父さんの元彼が絡みますが、よりを戻すことはなくストレスは感じません。3話ではサイドカプも年
齢差BLのようで年上×年下です。4話で甥くんにちょっかいをかける先輩が現れますが、さほど揉めることもなくストレスは感じませんでした。叔父さんがライターなので軽いミステリー仕立てですが、謎解きというよりは2時間ドラマ的な。
親戚同士の2人がくっ付くまでのお話かと思ったのですが、それを良い意味で裏切られる展開でした。それぞれに問題を抱える攻めの知り合いが登場し、その問題に向き合う2人の姿が描かれていました。面白かった!もっと続きが読みたかったです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
2024年5月06日までの期間限定試し読み増量版です。2024年5月07日以降はご利用できなくなります。大学生の由はフリージャーナリスト・京介と遠戚で恋人関係。現在親元を離れ同棲中だ。二人の周りには不思議と寂しげで奇妙な魅力をたたえた人たちが集まってきて…。センシティブボーイズラブ。