
Xに流れてきたRTで作品を知り、試し読みしてそのまま購入。ヒロインの社内デザイナーという設定に親近感!ハンターな元カレに無責任な後輩、とどめは残念な上司という存在に同情しつつも、ヒロインの酔い癖にツッコミが追いつかない!!とはいえそんなヒロ
インと再会した彼の存在はもう…運命だし必然だしエッチで最高ー!現代TL作品は久しぶりでしたが買って損はないですよ。
文才のある作者様で、表現がラノベというよりは文学作品よりかな。
登場人物達もラノベ特有の初心なヒロインやスパダリではなく、どちらかというと泥臭くてリアリティーがあります。
ありがちなアラサーなのにキス一つに動揺したり言いたい事も伝えられ
ない、勘違いや思い込みの激しいヒロインが苦手なので、肉食よりの言いたいことをきちんと伝える、察せるヒロインは好感が待てました。
あと会話のテンポやその使い方が上手いなと読んでる節々に感じました。
個人的には後輩が絡んで来ないのがよかったです。もうぶりっ子の後輩が引っ掻き回す作品飽和状態なので。
特に大きな修羅場などもなく淡々と進んでいきますが、作者様の言葉の使い方や表現に引き込まれたのでどんどん読み進めました。
フワフワした夢見心地のお話を好まれる方には向かないかも。
好き嫌いが別れる感じ故に、作者様の他の作品が低評価なのちょっと勿体無い。(全てを読んでるわけではないですが)どうせならしっかりとした文学作品を書いて欲しいです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
「見せて。俺にだけ、全部」――仕事でもプライベートでも心を削られていた硬石胡桃は、この日、元恋人の婚約パーティーに参加してメンタルの限界を迎えていた。パーティー後、バーでひとり飲んでいると、妙に馴れ馴れしい男性に声をかけられる。すぐには思い出せなかったが、彼は高校時代の同級生・白波瀬だった。十年ぶりに再会した同級生を前にして気持ちがゆるんだ胡桃は、ある悪癖も手伝ってそのまま彼と一夜の関係を持つも、それきりのつもりだったが――「硬石さん。今日は俺に甘えてみない?」それ以降、高校時代にもほとんど関わりがなかったはずの白波瀬が、なぜか胡桃に構い倒しどこまでも甘やかそうとしてきて……!?