
挿絵無し。読み終わってから見ると、表紙の二人はヒーローもヒロインもそれっぽく描かれているように感じました。
作者さん買いですが、今回も安定した面白さでした。ヒーローもヒロインも芯があって信念を貫くのが読んでいて気持ちいいです。
ヒロインが自分の価値観や生き方を譲らず、潔くヒーローとの別れを選ぶところがTLモノには珍しく、現代感覚でも共感しやすいです。そんなヒロインを諦めないヒーローの存在がお話を成り立たせてます。現実にはなかなかいないので、自分を貫き過ぎちゃう女子
で溢れてますが…。
作者のこいなだ陽日様が描くヒロインはしっかり自分を持ってて親しみが感じられます。
ヒーローの方がスパイス要素かも。
しっかり芯のあるヒロインも良かったけれど、そんなヒロインを好きになって結婚を諦めずに頑張ったヒーローがさらに良かった! こんなに愛してもらえたら本当に幸せですね(^^)
結婚する前に手を出すヒーローも多い中、ちゃんと初夜まで待ったヒーローの
好感度も高いです(笑)
あとヒロイン父も、商売人としても娘の父親としても超一流で素敵でした!
ヒーローが前向きに清々しく変態気味で良かったです。ヒロインも真っ直ぐ育った気の強い子で、変に悩んだりせず潔い生き様です。全体的にドロドロした感じはなく、文体もアッサリ気味なのでエロみのある描写も受け入れやすい…気がするのは気のせい?きちっと
ハピエンなので安心してヒーローの変態ぶりを愛でられました!
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
「俺をこんな男にしたのは君だ」──大富豪の令嬢・ユステナ。国内で流通している野暮ったいドレスが気に入らない彼女は自らがデザイナーとなり、女性を艶やかに見せるドレスを作っていた。ある日、商談に訪れた娼館で見目麗しい貴族男性が逃げている場面に遭遇。貴族嫌いなユステナだけれど彼を助けることに。狭い場所に身を隠したふたりはぴったり密着!身じろぎが刺激になり快感に襲われ──彼の足で思わず絶頂を迎えてしまったユステナは悔しさからやり返し、名前も告げずに立ち去った。しかし数日後、彼がユステナの家にやってきた。名前はディードメルス。公爵である彼に交際を申し込まれ、断れずに承諾したけれど……!?