
運命的な再会も記憶のないヒロインにとっては恐怖でしかなかったはずか、こんな結末になろうとは。愛しくて会いたくて、相手を思う優しさが半端ないヒーローにぞっこんラブです!
作者さん買いです。ヒーローが少し、同作者さん他レーベルさんの作家ヒーローに似ていた気がしました。お料理上手で、胃袋から掴もうとする辺りとか、話し方とか。香水のウンチク、古事記を雑学として投げ込む辺り作者さんの手腕を感じ、退屈はしませんでした
。ただ、ヒロインが前半かなり頑なで、態度が軟化したのが急過ぎた感じがしました。全ての伏線は回収されて消化不良にはなりませんでしたが、こんなに早くヒーローに懐くならヒロインにもう少し可愛げがあっても良かったかな。さらに幼少期の環境から細身の設定のヒロインでしたが、イラストがどれもポッチャリさんで、がっかりしました。
始めは、謎の御曹司に振り回され楽しいお話しでしたが、ヒロインの過去が辛すぎて重かったです。毒妹まで出てきて、親族だけに縁も切れないんじゃないか、などリアルに考えて重さしか残らなかったです。話しの中心がその過去だったのが残念でした。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
火災で家を失ったつばめ。声をかけてきた御曹司・蓮のマンションになりゆきで仮住まいすることに。初めは警戒していたけれど、甲斐甲斐しくお世話され不覚にもドキドキ。どこか懐かしくて優しい彼にどんどん惹かれる。「ようやく君を抱ける」色気を纏った囁きとともに楔で最奥を抉られ、初めての快感に溺れて。愛される幸せで満たされる。すると、ある記憶が蘇り――。