
シリーズ4カプ中、一番穏やかで安定した2人だと思うので、今回も安心してゆったり甘々な話が読めるかと思いきや…藤枝の過去にはちょっと驚きました。でも一朝一夕に藤枝のような人格者ができ上がるとも思えないし、産まれた時からの性格というのも腑に落ち
ないし、ようやく過去と現在が繋がった気がしました。同時に、隠すつもりはなくてもなかなか自分自身を見せる事のなかった藤枝が、宮津に対して一歩奥まで踏み込ませた気がして、それがまた2人の絆を深めたように思いました。タイトルの『ウィステリア』、色、香りと、オシャレに絡ませてあって、素敵な短編でした。私は『恋する救命救急医』シリーズしか読んでないので分かりませんが、城之内先生のシリーズを読むとラストに出てきたお兄さんの話が分かるのかな?と、少し気になりました。城之内兄の話も面白そうです。
安定の2人の過去が垣間見える短編。
こういう短編でいいのでずっと続いて欲しいシリーズですね。
少し成長した晶が見られて満足。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
『lecocon』のマスター・藤枝脩一は、救命救急医・宮津晶をどこまでも甘やかす恋人だ。一生を共にする相手として暮らし、すでに深い仲になって久しいが、宮津は藤枝の過去について、知らないことが多い。それが不安というわけではないが、愛する相手のことをもっと知りたいという気持ちはある。そんなある日、藤枝の元に、彼の出身校である英成学院からの「寮祭」の招待状が届く。藤枝に誘われ、宮津も一緒に参加することになるが、そこで意外な恋人の過去を知ることになって……。果たして、初めて明かされるウィステリア(藤色)の思い出とは?大人気「恋する救命救急医」シリーズ電子書き下ろしストーリーに、極上の癒やしカップル・藤枝×宮津編が登場!