
キング オブ クズと言っていいぐらいクズの中のクズヒーローでした。そんなクズ外道男を聖女ヒロインが許して受け入れるお話です。ヒロインが聖女というか聖人か女神か天使かっていうぐらい懐が広くて、彼女でなければこのお話は成立しない。読む人を選ぶ内
容ですが最後まで読みきっちゃう魅力があります。どこがおもしろいのか聞かれると困るんですが、ラストまで読まないと眠れないってぐらい読ませる作品でした。
聖女のように優しいヒロインが、身内に命を狙われてやさぐれたヒーローを救う。ヒーロー本人が八つ当たりである事を認めているが、命の恩人ともいえるヒロインに酷過ぎる仕打ち。ヒロインのような被害にあったら、憎みこそすれ加害者を思いやるなんて普通は出
来ない。でも、気持ちを切り替えて前を向こうという気持ちが幸せにつながった。ヒーローは、改心してからはガラッと甘々になるがもう少し早く糖分が欲しかった。読んでるこっちの心が折れかけた。
ヒーローの八つ当たりからひどい目に遭うのに、清らか過ぎらヒロインは、それを許し受け入れてしまった。さてヒーローは反省し頭を打つのだろうか?
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
一年前の嵐の夜、修道女のエレオノールには秘密ができた。怪我をした見知らぬ男に、純潔の誓いを立てた身を穢されたのだ。誰にも知られなければ、このままの暮らしを続けられる──修道女をやめても行く場所がないエレオノールは、あの日の恐怖と恥辱を誰にも話すことはできなかった。しかし、彼女の罪を知るただひとりの男と再会して……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。