
いつまでもずっと2人で。そう思う恋人同士は多数いても、アキと流星のように困難を乗り越えていこうとする強さを持つのは難しい。中原先生は煮込みと言っておりますが、そんなジャンルがあるのね。究極ではありますが、こんな状況ならばなんとかしてあげたい
と思うのは自然なながれ。決断はなんとも言えないものですが。とても読み応えのある作品です。大満足でした。
確かに重い。読んだあと心がすっきり軽やかって感じではないんだけど、この二人の境遇と選択が泣ける読み始めから引き込まれて、じっくり一気に読みました。気になる方はぜひ。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
泥酔した父に今日も殴られ、今度こそ俺は死ぬんだ――ところがアキが目を覚ますと、なぜか父が失踪していた!?そして恐怖から解放されて七年、アキの心の支えは幼馴染みの流星(りゅうせい)だ。正義感が強い検事の流星は、頼もしくてアキを誰よりも大切にしてくれる。けれど死を覚悟したあの夜、父を止める流星を見た気がする――。大事なセンター試験前日にありえない、と何度も自分に言い聞かせて!?しがらみに囚われた幼なじみの試練と真実の愛――!!※口絵・イラスト収録あり