
氷室冴子作品の平安モノと夢枕獏先生の陰陽師を混ぜてBLにした様な雰囲気のお話です。語り口は主人公の一人称で、しかも口調がくだけた感じなので、面白いけどちょっとおバカっぽいイメージ。敢えていうなら三人称での視点で話を進めていった方が、攻めの内
面も伺うことがで良かったんじゃないかと思いました。まぁ、好みの問題だとは思いますが。
1冊あたり200ページ位。さらっと読めます。
ショタコンは苦手なので、一巻のみ購入し、続巻は挫折。時代物設定は面白かったです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
16歳を間近に控え、やっと元服を迎えた右大臣家の次男坊・菅原時葉は、衛門府というところに配属され、宮仕えを始めることに……。が、元服の儀を終えた直後、ライバルにあたる左大臣家の子息・藤原聡明にヤラれてしまう。「すみれ」の仲間入りをしたくない時葉は、幼い頃結婚の申し込みをした「山桜の姫」を探し出す計画を立てる。しかし、その姫の正体は……!?