
ベテランの作家さんなので、安心して読めました。
ファンタジーなのは良いのですが、魔王や堕天使辺りでうーんとなってしまいました。
攻めが最初から最後まで安定した溺愛ぶりを見せてくれたのは良かったです。
疑問に対する答え合わせも終わりまで
にちゃんとしてくれてモヤつきませんでした。
たまたま見つけた作品だったのですが、これが大当たり。めちゃくちゃ面白い!!いっきに読んでしまいました。
何度も死に戻り転生し、復讐を果たしていく...その中でどんでん返しがあったり実は黒幕がいたり...最後まで飽きることなく読めます。
綺麗な誰にでも愛される主人公の姿、というより苦しく辛い体験を通して狡く賢く這い上がっていく感じが新鮮だったし気持ち的に物語に入り込めました。
特典のSSもあって大満足です!もはや好きすぎて、その後のジークフリートとクライスの様子を続けて書いて欲しいレベル。
ラブなシーンは後半に偏っていてもしかしたら少ないって思う人もいるかもなんですが、ジークフリートとクライスの関係性や死に戻りのルートを考えれば妥当だなと思えました。
読み終わったあとも何回も繰り返し読んでしまいます...最高!
骨のあるストーリーで一気に読んでしまいました。
復讐のため狡くしても逞しくあると誓った主人公の気骨が素晴らしい。これは目を離せない。人によってはあまりに主人公が可哀想で辛いかもしれません。
二転三転と転がるストーリーの中で様々な愛と意志
が錯綜する中、主人公がたどり着く結末は必見です。
弱く優しいだけでは生きていけない。
耐えるだけではいけないんだという強いメッセージが感じられました。
すごく面白かったです。
本当に優しい人は、強い人だと思います。
ストーリーも面白いし、ちゃんと深みも感じられて、日本の
BLファンタジー小説の中では秀逸な作品です。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
公爵家の子息クライスは現代日本から物語の世界に転生するが、その記憶が蘇ったのはラスボスの配下として断罪され、死に戻った後だった。二周目の人生では自身を虐げていた家族への復讐を誓うが、物語のラスボスとなる美貌の王ジークフリートと出会い、死なせてはいけないという思いに駆られる。そんな中、クライスの誕生会が開催され、物語の主人公である弟をはじめ主要登場人物が一堂に会する。クライスを心から案じるジークフリートの助力もあり、弟を撃退することに成功し、無事に物語の筋書きから外れたと思われたが…?佐倉温先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!ジークフリート視点でおくる本編終了後の一幕とは…?