
望んでいたものは愛しい人達と囲む食卓だった、天涯孤独な料理研究家が、異世界転移した先は獣人が治める国で幸せになる話。
展開スピーディーすぎでびっくりするけど、その手がお好みならばいいのかも。
序盤で、元の世界への執着が薄いのは、記憶
を消したり戻したりできる花のお陰とか、設定は面白いのに、細かい心理描写がないのと、命を狙われ続け、守る為に婚約者にした王の意向が優先されないのが謎でした。そんな配慮もできないくらい王が間抜け設定なのか?裏切り者を背に置くくらいだからそうなの?国の存続に関わるのに、作り込み甘いかな。
世界観に合わない単語など、ツッコミどころも。
2巻は、1巻に比べて展開ゆるやか。
BLなんですが始終可愛いアシュに『キャー』『ほわわっ〜』の連続で顔面崩壊間違いなし。そんな天使さんは二人を結びつける役割でもあるし、眼が離せません。最初、ちょっと感じ悪かった金獅子王も少食アシュが紬の作る美味しいご飯にメロメロになっているこ
とから少しずつ近づいて知らないうちに…な所も子育てに悪戦苦闘するところも面白い。二巻では、可愛い天使アシュがもっと小さな天使ちゃんにヤキモチを焼いて甘えん坊&暴れん坊になってしまうところも可愛い!どうせなら思いきってエチエロシーンを描かないor少ないにしてお子ちゃま子育てに振り切って欲しかった。
転生先の我儘王子をスープで魅了した料理人、ついに国王の伴侶にって出来すぎですけど充分納得、みんな美味しい物には弱い。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
天涯孤独の料理研究家・及川紬は、ある日目が覚めるとなぜか異世界にきていた。そこは堂々たる獅子王オルデリクスが治める様々な属性の獣人たちがいる誇り高い獣人の国。そこでスパイかと怪しまれた紬だったが、2歳の偏食王子アスランが紬の作る料理を気にいり、非常に懐いてきたので紬はアスラン専属の料理人に任命される。しばらく城で暮らすことになった紬は――!?