
ソーニャ文庫の作品を初めて購入しましたが、こんなに面白く作品が集まるアンソロジーにとても満足です。
4作品がそれぞれ役目? のある構成でバラエティに富んでいると思います。1枠目は、正統な騎士編。2枠目は軽快でコメディ路線。3枠目は変化球の
ようで、4枠目は展開も暗く救われるのか? という内容でした。
2枠目の作品がコミカルでいてセリフの応酬が巧みで、とても引き込まれ、この作者さんのファンになりましたが、他の方々の作品も複数、購入しています。
昏くて救われない人物設定や筋立てを読みたくなるときは、4枠目の作者さんの作品を探しています。
正統派王女と侯爵さまの恋、短編でこんなに練り込まれた策略を拝見出来るとは。無難で真面目な人の方が苦労が少ないには深く頷いてしまう。こんなイケメン自分など対象外と思っていたら…ふたりのすれ違う会話がテンポが良くて心地良い音楽みたいでした。
妖精の王女様は、ここで登場されていたのですね。領地の壮大な景色にヒーローもヒロインも同様に感動していてお似合いカップルなのに早くなんとかしてとヤキモキしました。
そして待ってましたの最後、やっぱりこうでなくちゃねと納得。終始ドキドキしながら夢中で読みました。ソーニャ文庫、最高ですね。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
ソーニャ文庫初のアンソロジー!仮初の結婚、両片思い、身分差……逞しくも美しい騎士に、一途に激しく愛される。人気作家陣による、極上騎士の独占愛!4編収録!◆「残念姫」は騎士団長の腕の中(富樫聖夜)◆姉の婚約者を密かに思い続けていた第四王女は、姉が他の男と密会しているところを見てしまい――!?◆博愛騎士の激愛(秋野真珠)◆失恋して自暴自棄になった侍女は、誰にでも愛想のいいナンパな騎士に、あるお願いをするが……?◆わたくしは形だけの妻ですから(春日部こみと)◆女王の命令に従い、憧れの騎士と結婚した侍女。だがこの結婚は仮初のものと思っていて……。◆わたしの黒騎士(荷鴣)◆国を滅ぼされ処刑される前夜、薄幸の姫は、戦場で行方知れずになった優しい騎士との幸せだった日々を思い浮かべ――。カバーイラスト:yoco「残念姫」は騎士団長の腕の中(富樫聖夜)博愛騎士の激愛(秋野真珠)わたくしは形だけの妻ですから(春日部こみと)わたしの黒騎士(荷鴣)