
読み始めは訳がわからないなぁと思いましたが 中盤以降面白くなっていきました。剣だけど人間とか人間から剣を出すとかちょっと最初は分かりにくかったですよ。
あらすじを読んで、もっと戦闘シーンやウィルスによって魔族化した世界での戦いみたいなものがあるのだと思っていたのですが、その世界を垣間見たあとは基本的に戦いを学ぶために学校に通う学園モノでした。実地訓練などはありますが、この世界の設定の説明を
主人公に学ばせながら読み手に教えていく形で、最後まで学生としてお話が進みます。こういう少年誌のような設定でありながらBLを混ぜるというのは私はとても新鮮で、面白いと思いました。ただ少年誌だったらもっと展開があって話が進んでるだろうなと思うぐらいにはゆっくりとしたペースで、でも少女漫画に照らし合わせると丁寧に主人公の気持ちを追っていく所はアリかなとも思いました。
個人の意見としましては、これはまだ序章でこれからお話が展開していくのかなと思いました。起承転結の起の部分の入り口っぽいです。
現代ファンタジー物。キャラクターより設定の方が際立った感じがします。現代という感じがしません。キャラクターよりストーリー重視という方は好きだと思います。ただ、シリーズ化しそうな余地を残している感じがするので、シリーズ化した場合魅力が出そうな
作品だと思いました。
面白かった。主人公の剣としての成長が少年漫画っぽく、2人の距離が縮まっていく感じにドキドキして、ラストまで一気に読みました。少年漫画でBL妄想した人はハマるのでは?世界観もキチンとしてるし、今作では甘さが足りないので、2人の甘さが増した続き
が読みたいです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
世間を震撼させる新種のウィルスが蔓延し、人々は魔族化した。その魔王を討伐する異端捜査員たち。彼らは、己を選んでくれた剣とともに魔族討伐を行う――。高校生の五百野馨玉は、ある日、大槻虎山と名乗る孤高の青年に出会う。異端捜査官候補生として育成機関の神学校に通う虎山は、強靭な力ゆえ、いまだ「剣無し」の状態だという。馨玉はそんな虎山と共鳴できる剣を胎内に宿す特別な存在らしい。虎山に「おまえの力が必要だ」と告げられた馨玉は、彼の剣となるべくライゼル神学校に編入させられるが…?電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。