
160ページくらいでサラッと読めます。設定は辻褄を合わせていますが、貴族階級の身分差は適当なので、難しいことは気にせず暇時間にサラッと読みたい人向けです。明確に何故夢が共有されていたのか説明無く、これヒーローに他に誰かいたらどうなるのか等考
えちゃダメですね。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
貧乏男爵家の娘であるベルは、望まぬ縁談から逃げるため王宮の下働きとして働いている。同世代の少女たちが見眼麗しい王太子や側近である騎士に目を奪われる中、ベルは侯爵家の子息レヴィンに仄かな恋心を抱いていた。ある日、ベルは怪我を負った猫と出会い、手当をする。すると猫の飼い主だと名乗る女性が現われ、手当の礼として一冊の手帳をくれた。女性の言うことには、「書いたことがその日の夢として見られる手帳」らしい。半信半疑ながらもその夜、ベルは手帳にこう書いた。『レヴィン様と秘密の逢瀬』するとそれは本当に夢となり、それ以来、レヴィンと過ごす幸せな空想を手帳に書き綴ることが、ベルの日課となった。数日後、ベルは「現実の」レヴィンに声を掛けられる。初めてのことに驚くベルを差し置いて、レヴィンは続ける。「観劇に行く約束をしただろう?」ベルは確かに、レヴィンと観劇に行く約束をしていた。しかし、それは「夢の中」のはずで……。