
等身大2人のお話で、身近に感じました。ぐるもりさんの描くヒーローはどこか執着系なのに、爽やかでちょっと策士。今回のヒーローも、ヒロインのデキる同期で、実はそれだけじゃなかったりして、でも、ヒロインのことをずっと想っている一途な男性でした。野
球好きな女の子ってそんなに引かれるかな、とちょっと疑問に思ったりもしましたが、サラッと読める短編なのでおすすめです。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
幼い頃から野球観戦が大好きで、弟が生まれるまではずっと、父親について野球を見に行っていた恵理。成長するにつれ「女の子らしく」「女のくせに野球なんて」と周囲から言われるようになり、野球が好きという気持ちに蓋をするようになる。高校生の頃付き合っていた圭介にも「野球が好き」ということは秘密にしていたが、秘密を持ったことが原因となり別れることに。圭介の次の彼氏とも、結局野球に関することでギクシャクしてしまい破局。それ以来、恵理は野球が好きであることは誰にも打ち明けず、恋愛からも遠ざかった生活を送るようになる。しかし28歳になった恵理の前に、高校生の頃の元カレ・圭介が現れ、忘れていたはずの恋心が再熱!それは圭介も同じようで、二人の距離はまた縮まり始める。けれど圭介は恵理の秘密の正体を未だに気にしている様子。恵理も圭介にはすべてを打ち明けたいと思う反面、過去のトラウマが邪魔をして……。