
ヒーローは真っ直ぐでブレない。ヒロインは本人も自覚しているが性格がひねくれている。周りの人は皆良い人なのになぜ一人性格悪いのか不思議。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
英会話講師の高宮翠は平凡な見た目に真面目すぎて面白みのない性格がコンプレックス。「こんな可愛げのない女には結婚は無理だ」と28歳にして早々と結婚を諦め、夢であるニューヨークのジャパニーズハイスクール講師を目指して仕事に精を出していた。そんなある日、親の勧めを断ることが出来ず、「お見合いをしたら昇級試験を受ける」という交換条件のもと、お見合いをすることに。お相手は役所勤めの真面目なサラリーマン、と聞いていたはずが、お見合いの席に現れたのはなぜか、翠が勤務する会社の社長、佐伯だった。形ばかりのお見合いのつもりでいた翠のことなどお構いなしに、結婚を前提とした交際を迫ってくる佐伯。しかも佐伯は翠を手元に置くため、強引に自分の秘書にしてしまう。人生を賭けて挑んだ昇級試験も突然白紙に戻され、絶望した翠は佐伯への復讐を誓う。「わたしに夢中にさせてから、結婚式当日に海外にトンズラしてやる……!」しかしわがままで強引、だけど紳士で優しくもある佐伯の魅力的な人柄に触れるうち、翠のそんな決意は揺らぎだして……!?