
ソーニャですが、ヒーローとヒロインは王道純愛で歪みはありません(笑)。
とにもかくにもお互いが一途にお互いを愛しています。
少年期の淡い恋の場面では、そっかぁっと照れ笑いしてしまうエピソードもあって、不滅の純愛のヒーロー、フラムと被りま
す。
ヒロインを狙うグリシャもいいキャラでした。
ヒロインへの苛烈な嫌がらせに胸が痛みますが、純粋さを失わず心の芯は強いヒロイン。
そのヒロインただ一人のため、全て捨てられる潔いヒーロー。
愛し合い献身し合う二人に胸が熱くなります。
物語序盤は、何だか?と思う事もありますが、中盤からグッと色が付いて面白くなります。ルスランの想い、ジアの素直さ、2人の生い立ちが物語を構成する上で必要な要素だけに、涙が後半止まりません。ルスランの仲間となった、レインマーとロホスのキャラが良
かったです。深刻なのに、友を信頼し助け合う姿に感動し、こちらも胸が一杯になります。
子供の瞳が金色であって欲しいと願うジアの気持ちもよく分かります。
久々に臨場感溢れる物語に引き込まれました。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
――ぼくはただ、きみと幸せになりたいだけだ。白い容姿を理由に、忌み嫌われていた孤独な村娘のジアは、隣国の少年ルスランと恋をして、幼いながらも結婚を誓い合っていた。だが、戦争によりふたりは離れ離れになってしまう。数年後、ルスランはジアを探すため、貴族でありながら王の暗殺部隊となり、彼女の暮らす国に潜入を果たす。そこで思いもしない再会をしたふたりは、会えずにいた歳月を取り戻すかのように愛を交わし、互いのぬくもりに溺れていく。しかし再び、別離の危機が訪れて――!?暗殺隊の騎士×鳩に愛される村娘、すべてを敵に回す一途な愛!序章一章二章三章四章五章六章七章八章九章終章あとがき