
何もかも言われたとおりにきちんとこなしていた助手である主人公。あまりの無茶振りにやめるつもりでいたけれど、、
梶山くんを見てて応援したくなります…結構いい話です!!!!!
強く言われたり、暴言を聞くと反射的に「パワハラ」とレッテルを貼り、抵抗もせずただ拒絶し扉を閉ざす。そこからは何も生まれない。梶山くんは萎縮せずにスルーするという小さな抵抗から始めることで、本人の意図とは違ったけど、関係性に変化が生まれる。こ
れは意外と現実世界でも大事で、パワハラや亭主関白はそれに付き合う人がいるから存続する。終身雇用や一生添い遂げるという幻想が消え去った現代であれば、勇気を出して梶山的抵抗をするのは無駄ではないと思う。いやぁ、意義のある作品だ、と思いながら読んでいたけど、BL的にはあんまり萌えなかったので、★1個減らしました。攻受が逆なら良かったかなぁ…。あ、作中でははっきりしてないから勝手にそう思っておきます。
大学教授のサイキと助教の梶山の話と、「そんな王子に迫られて」の多田達の話の、2つ。えろは多田達にはあるけど梶山達にはないです。グイグイ来てた?のに急に引かれて寂しくて好きに気づく、という話で、ケビン小峰さんにはこういうの多いのかな?でもそれ
が嫌いじゃない…結構ハマる…。梶山達のキスシーンには正直ドキっと息が止まりました。多田達の話も好きなんだけど、多田の髪の毛の色がコマによって違って人の見分けがつかない時があるのでそれが気になってしまいましたわ。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
お前だって俺を好きだろう―?
超横暴な大学教授・犀木の下で働く助手の梶山。
授業の手伝いは勿論の事、ネクタイ締めから白衣のボタン付けまで、文句を言いながらも命じられるままにこなしてきた。
しかし!あまりの傍若無人ぶりに遂に「辞めます!」とキレた梶山は、焦った教授から突然キスをされてしまい!?
あの伝説の‘王子’こと光武央児と多田司のホーリーナイト☆な読切も収録した大ボリュームの1冊!