テレビに出るようになってから、扱いは‘丁寧’になった。けれど、用意される部屋も、相手も、選べないままだった。「今さらやめるなんて、言えないでしょ?」契約、データ、周囲の期待。逃げ道なんて最初からなかった。愛想笑いの裏で、少女は静かに心を殺していく。光の裏にある闇を知らないファンに向かって、今日も笑顔を演じ続ける――。