
少子化が深刻化したこの国では、家族内で子を作ることは、とうの昔に「異常」から「日常」へと変わった。
法律がそう定め、世間もそれを受け入れ、やがて理由すら必要なくなった。
我が家も例外ではない。
妻も、娘たちも、息子の嫁も――血のつながりなど関係なく、同じ屋根の下にいる者はみな「家族」であり、そして「相手」だ。
最初こそ役所の紙切れを根拠にしていたが、もう何年も前から、そんなものは無用の長物になった。
食卓では、昨夜共に過ごした者が隣に座り、何事もなかったように箸を進める。
別の者は笑いながら今夜の予定を口にし、周囲はそれを当たり前のように受け止める。
外から見れば異様でも、この家ではごく自然な流れだ。
俺は茶をすすりながら思う。
ここにあるのは、国の制度ではなく――家族だけが共有する、終わりのない営みだ。
そんなシチュエーションのCG集です。
画像形式:jpg
画像枚数:228枚
画像サイズ:1400×1000px
本作品に収録されている画像はStableDiffusionを用い、AI生成した画像を加筆・修正しています。