
念願の喫茶店を構えて半年。店主の樹利には、真白ちゃんという初めての常連客ができた。会話を重ねるうちに知っていく、彼女の孤独な背景。母を亡くし、父とは疎遠。その代わりに彼女の側にいるのは、複数の「パパ」と呼ばれる男たちだった。危うい彼女を放っておけず、距離感に悩む樹利。そんなある日、真白の首筋に痛々しい「絞められたような痣」を見つけてしまう。「お金なら俺が渡す。だから、あんな奴らとは二度と会わないでくれ」咄嗟に口に出した言葉に、真白はどこか妖艶な笑みを浮かべて問いかける。「じゃあ……樹利さんが私の『パパ』になってくれるの?」一度拒絶すれば、二度と彼女を救えなくなるかもしれない。覚悟を決め、その提案を承諾した樹利に、彼女はすぐさま●●肌を晒し──。最初は戸惑い拒む樹利だったが、孤独を埋めようと縋りつく真白の熱に、次第に呑まれていく。歳の差純愛の名手・いずミケ先生が繊細に描く、心を閉ざした孤独な少女を、優しさと温もりで包み込む「救済」の愛。
