【極道・刑事 BL漫画】天国も地獄も

自分の中で、西田先生を求めるパターンが分かってきた気がします。心の滋養強壮剤 フォローしている方々も書かれていますが、ハワイのおばあちゃん、ミセス・ブラウンの告白が…。恐らく、読み手によって受け取るものが違ってくるのではなかろうか…と思 ってしまいます。痛みなのか、哀しみなのか、救いなのか…。最初は、「あははは、チャーミングなおばあちゃんだなー」くらいに思っていたのに、本当に深いサイドストーリーです。 さて、教師になった男とヤクザになった男、西田カラーあふれる２人の物語。いや〜、今作の城田の男気よ…めちゃくちゃかっこいい。これは、高校生の頃からの純愛だ。城田の斜め上を行くセリフに、心奪われます。姫野については、初めて体を重ねた翌朝の震える手の場面がとても印象的でした。西田先生、天才だ…と思ってしまった。

作家さんの意思というかメッセージを感じる映画的な作品というのでしょうか。 構成が何気に練りこまれていて感心してしまいます。ちょっとしたコマにムダがなく全部意味があってギュギュッと凝縮。2人の動きもそうですが、出てくる脇役がそれぞれに役割を きっちり果たし、読めば読むほどじわじわと響いてきます。とくに2人の女性(生徒とブラウン)効いてます。 そして主人公たちが見事に男。女みたいな男は微塵も登場しません。姫野の口の悪さなんて職業と性格をめちゃ体現。キャラがきちんと立ってるから、2人の会話がとても自然で活きています。 ただ、雑な感じがどうしても拭えない絵がちょっと残念・・。 ほか、元彼の新婦の父親とやりとりするお話が入ってます。 ★5は表題作のストーリーと構成に。 総180ページ。

フォローさんのレビュータイトルに納得です。お婆さん、肝が据わってるー。 高校の同級生だった、教師とヤクザのお話。細かいことは置いといて、愛を貫く心意気が心地好いです。もうひとつの短編は、元カレの嫁の父親とってことだけど、それはどうかなあ。 微妙…。私的には結婚式に呼ばれるのも、親友として紹介されるのもどうかと思いますが。お互いが完全に吹っ切れているならいいんでしょうけど。 レビューの中に西田東と西田ヒガシ名義があると書かれていましたが、作風とか何か使い分けの理由があるのでしょうか？ 追記、調べたら2016年に西田東から西田ヒガシに改名されたみたいです。でも、理由は分かりません。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。

高校教師・城田の前に時折姿を現すヤクザの姫野。二人はかつて同じ高校に通う同級生だった。会えば毎回、意味のない言葉のやりとりを繰り返す二人、まるでお互いの内にある「何か」を避けるように…。しかし姫野を襲った事件により、それは徐々に暴かれて――！？ギリギリの心がせめぎ合う男同士の愛憎をクールに描いた最新シリーズが早くもコミックス化！元恋人の結婚式に出席する男の意外な出会いを描いた読み切り作品「花嫁によろしく」も同時収録。