
偽札製造工場での印刷工 夜野×贋作技術を持つ人間コピー機 真倉。
お札そのものの凄さと印刷技術の凄さにうっとりしながら読み進められた。
偽札製造を通して印刷技術と贋作技術、互いにプライドと拘りがあり認め合って、惹かれあっていく展開
がとても良かった。機械人間真倉が感情豊かな夜野といる事で、表情豊かになっていく過程が好き。初読み作家さんでしたが、人間ドラマの展開の素晴らしさにとても惹かれました。登場人物みんなが生き生きとしていて面白かった。
最後の3パターン選択(笑)ビックリ!作品として満足度高かったので、特別Hシーンの描写無くても良かったけど、面白かったです。ガッツリ全て読みました〜。最後の短い読み切りもちゃんとメッセージ性があり、ホント魅力的な作家さんだと思います。
夜野の本物へのこだわりを当たり前のように認めることが出来る真倉、そこから真倉が感情を取り戻していくまでの2人の世界が好き。
モノローグで語らせる真倉の無感情が寂しいに変わった時嬉しくなる。同時に夜野の事が好き、それを寂しいと表現する真倉が
切なくて胸が熱くなりました。
ヤ○ザに偽札を作らされているという重い現実、その中でも光を見つけ出す夜野の明るさ。バダバタしてて無茶もするけど、好きな物を守りたい気持ちの強さに圧倒される。
それを原動力にヤ○ザのところへも警察にまでも行ってしまう。真倉への気持ちが光っていて眩しい。
神様でもままならない結末、それでも幸せそうな2人の生き方が素敵でした。
書き下ろしの受け攻めゲームブック方式も楽しかったです!
私は真倉×夜野派笑
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
褒めてくれたくさんそれで僕を好きだと言ってくれ父親が背負った借金を返済する為、祖父が経営する印刷所で偽札を製造することになった夜野。ヤクザに言われるがままに偽札を作り続ける中で、夜野は印刷工として「ならばせめて、出来の良い偽札を作ってやる」と自分を鼓舞する日々だった。そんなある日、ヤクザの紹介で‘人間コピー機’の真倉が印刷所へやってくる。まるで感情のないロボットのような真倉の態度に夜野は突っかかるが、ある出来事をきっかけに、二人の距離は急激に縮まっていき……。偽札で繋がれた二人が、寄り添いあい、想いあう。珠玉のセンチメンタル・ボーイズラブ。