
どうゆうことだ?よくわからない、、、すみません、、、。ただなんとなくわかったのは、殻は向けたんだなということでした。
なんて素晴らしい愛の告白。
これ以上の愛の言葉が見付かりません。
文学作品を読んだかのような後味。
新井煮干し子先生これが初読みで良かったのかな。衝撃的過ぎて言葉が消えました。
有名イラストレーターの天羽と人気モデルの美しい
ジョゼ。
2人の関係性は恋人?友達?奴隷?もはや人間同士とは思えない。神様と人間と言われて頷くしかない。あまりにも盲目的で絶対的な愛。
天羽からしたらジョゼ以外は全て同じ。全てはジョゼの為。
実際、天羽にジョゼは同じ人間と思われてないのが可笑しすぎる。
天羽の愛が深すぎて凡人の私では理解が出来ないんですよね。いつ帰ってきても、いつ居なくなっても、目の前で他の男とセッ クスしていようが全てを見守り赦す天羽。
ジョゼが自分を愛そうと愛すまいと裏切ろうと何をしようが愛してる。
存在だけ有れば良い。
それを自分の美しさに惚れているからだと思い込むジョゼ。
お互いに思い合っているのに、普通に愛し合いたいのに、叶わないジョゼの心情を思うと何て絡まりに絡まった2人なんだと同情を覚えます。
ジョゼが名前はこれが本名だ。とはどう深読みしたら良いんでしょうか?難しい。
恒星と惑星の例えが言いえて妙。
あまりにも絶対的な関係で太陽だけど人間のジョゼは寂しくて堪らないだろうな。
さて、太陽が自ら動いたら惑星はどうなるのか?
惑星は消えるか、離れるか、違う形に変化するか。
とても普通な感覚の剣君が居てくれて良かった。
同じ空間にいるのにも関わらず、自身を存在されないってどれ程の恐怖なんでしょうね。
どうして天羽は心を許したの?あの話で同情した?ただジョゼが剣を気に入ったから?
ジョゼが鼻を骨折してから2人の距離が変わる。
見た目の美醜じゃない。愛してる。骨になっても美しい。
言葉にすれば簡単な事だったのに。
2人はこれから変わると思ったが部屋には入らせない。全てを許した天羽がジョゼから求められた事を出来ない。
ジョゼと言う渾名をつけた瞬間から、彼のパンドラは開けられない。
信仰とは根深いですね。
最後の…かもしれない。で希望が見えた気がします。
一見普通であり、凄まじい狂気的な愛に痺れました。
いやー本当に難しい。
もっと私に知識や経験が有ればまた違った見方が出来たかもしれない。
同じタイミングで好きな人が自分を好きでいてくれるのは、とても運の良いことだと思います。
しかし相思相愛だとしても、好きの大きさやその形が完全に一致することなど有り得ないとも思っています。
相手の「好き」が自分とは違うことにモヤモヤして、
焦ったりもがいたり試したり、悩み苦しむ。それがジョゼ。とても解りやすいです。
対する天羽は、「好き」が溢れてアウトプットせずにはいられない。ジョゼを思いジョゼを見つめジョゼ無くしては息もできない程なのに、傍から見れば自己完結しているようです。それが太陽を見るように、神を思うように、与えられるモノだけを後生大事に慈しみ愛するのが信仰じみているのかなと感じました。
作者さまのおっしゃる「信仰よりも難しいこと」って何だろ?
自分の中で偽物(欲望を叶える対象者?色を孕んだ偶像?ここを想像するの楽しい!)を創造し続ける幸福を捨てて、太陽と共に歩き続けることでしょうか?
歪んだ気持ちを曝け出し(それこそ告解のように)実は既に赦しを得ていたことを自覚し、神ではなく人として認めることでしょうか?
今作品を読むと、愛することの形が多種多様、人の数ほど有るのだろうと考えてしまいます。
それでも共に居たいと自らの形を変えることこそが尊いのだと思いました。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
「ジョゼはおれの神様だった。」愛されるより愛したい絵描き×対等に愛し合いたいモデル。超純粋ラブストーリー。愛で溢れているのに、すれ違うのはなぜだ。有名イラストレーター・天羽(あもう)と超人気モデルのジョゼは同居中。天羽は美しいジョゼを愛し、ジョゼが他の男と寝ても、帰らない日が続いても、召使いのように従順に受け入れる。「愛されるより愛したい」。それが天羽という男だった。しかし、ジョゼの恋心が自分に向かっていることを知り、天羽の心中は――。愛されることを望まない絵描きと、対等な恋人になりたいスーパーモデルの純粋すぎるラブストーリー。「おまえを独占するなんて、どんなに望んでも叶わないと思ってた――」