
だからベータが絡むオメガバはつらい。。。と思いつつ最初涙涙しましたが、終盤はほのぼのでよい作品でした。
BL小説、作者さん買いでただいまセール中。
普通と書いてベータと読むのは、BLオメガバ設定に親しんでいればすぐわかりますね。
珍しいβ×ΩのCP。大学時代から7年間交際、同棲もしているβの恋人がいるのに、以前一度だけ関係を持ったスパダリ
αさんが現れ、迫られるΩの有のお話。
このαの嘉納さんがね〜、若くして成功し裕福で優しく良い人で、しかもカラダの相性も抜群、こんなαに欲しいと囁かれたら、、すみません、私なら喜んで攫われます。自分の心のスレ加減を作品中にみてしまった。作品ではもちろん純愛を貫いてますよ。安心してください。
後半ではαの嘉納さんがフラれたその後について。嘉納さんほんと良い人なので、後半の救済話も書かれて良かった。
オメガバースにおいて「運命の番」とは絶対的な存在。その「絶対」の存在に相対したとき、強制的に発情を促され、体だけじゃなくて、心まで強く惹かれることになる。そんな世界観を持っているオメガバースを背景に、大事にしてきたベータの恋人とのあいだで揺
れ動く主人公の気持ちが細やかに描かれています。主人公の「運命の番」の相手の嘉納がまた本当に人間臭くてかっこよくて素敵です。この本を読んで「好きな人を傷つけるくらいなら、運命なんてくそくらえ」というような愛の形があるのだ、と唐突に気づかされます。圧倒的で、絶対的な「運命」にあらがう主人公の姿が魅力的です。愛って運命じゃなくて意思なんだ、と思わせてくれる小説です
オメガバ設定は好みじゃないんですが好きな作家さんが書くと通じるものがある。この作品も私の好きな安西先生らしさがあって良かった!心が置いてけぼりになる縁ではなく自分達で選んで育む愛情をやっぱり大事にしたい。オメガバースの運命的に始まる愛もドラ
マチックではあるけれど、こちらはそんな衝動が試練や迷いになり切ないラブストーリーになりました。違う相手を選んだほうが相手も幸せなんじゃないかと悪魔の囁きのような思いに揺れる有を帰らせたもの。道隆と積み重ねてきたもの。胸が熱くなるような感動がありました。私的には1話で終わりで良かったかな。2話目が悪いのではなく1話の感動そのままで読み終えたかったかも。
と、作品の購入者はこのようなレビューをしています。
男性オメガの有は、つき合って七年になるベータの恋人・道隆と同棲中。いまだ発情抑制剤を手放せなくても、一緒にいられれば幸せだった。そんなある日、有は道隆とつき合う前に一度だけ関係を持ったアルファの嘉納と再会する。彼は有が仲間と立ち上げた会社への支援を取りつけた投資集団の代表で、有のことを忘れていなかった。道隆のことが好きなのに、嘉納と会うごとに強制的に発情を促され苦しむ有だが……?